
コラム

亀戸とはどんな街なの?グルメ・歴史・再開発!三拍子そろった街、歴史と未来が交差する、進化し続ける下町をご紹介!
2025年02月14日
亀戸(かめいど)は、東京都江東区にある下町情緒あふれるエリアで、歴史・文化・グルメ・生活の利便性が揃った街です。昔ながらの下町の風情を感じつつ、商業施設や交通の利便性も兼ね備えた街です。歴史的な名所、ローカルグルメ、住みやすさのバランスが良く、観光でも生活でも楽しめるエリアで今回はそんな亀戸エリアを詳しくご紹介していきます。
■目次
亀戸の概要や歴史
亀戸エリアの特徴
亀戸エリアの住宅事情とメリット
亀戸エリアの注意点
亀戸の魅力を知ろう
■亀戸の概要や歴史

・亀戸の概要
亀戸(かめいど)は、東京都江東区の北部に位置するエリアで、下町の情緒と都市の利便性が共存する地域です。JR総武線の「亀戸駅」を中心に発展し、亀戸水神駅(東武亀戸線)もあるため、交通の便が良いのが特徴です。近年は大型商業施設「カメイドクロック」の開業などで賑わいが増し、生活環境も整っています。また、亀戸天神社をはじめとする歴史的なスポットや、昔ながらの商店街、B級グルメの聖地としても知られています。
・亀戸の歴史
亀戸は、江戸時代から観光名所として発展し、明治~昭和期には工業の街としての役割も果たしました。現代では商業・住宅エリアとして整備されつつも、下町の風情を色濃く残す街です。伝統と近代が融合した独特の魅力を持つエリアと言えるでしょう。
・江戸時代以前=農村と湿地の時代:亀戸周辺はもともと湿地帯や農地が広がる地域で、江戸時代初期までは、小さな村落が点在する程度のエリアだったようです。
・江戸時代=発展と名所化:亀戸が発展したのは、江戸幕府の都市整備の影響が大きく、太宰府天満宮を模した「亀戸天神社」(1662年創建)が、神社として建てられ、藤の花の名所としても有名になり江戸時代の浮世絵にも登場し、多くの庶民が訪れる観光地となりました。さらに亀戸にはかつて梅の名所「亀戸梅屋敷」があり、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵にも描かれています。そして江戸時代には亀戸周辺で特産品の「亀戸大根」が栽培され、有名な食材の一つでした。
・明治~昭和=工業化と発展:明治時代になると、鉄道(総武本線)の開通により、東京市(現・都心部)と結ばれ、発展が加速していくことになります。亀戸周辺には工場や町工場が多く建設され、工業地帯としての側面が強くなりました。そして関東大震災(1923年)や東京大空襲(1945年)では被害を受けましたが、戦後は町工場と住宅街の発展が続いていきます。
・現代=商業・住宅エリアとしての発展:近年、亀戸の街は再開発が進み、2022年には大型商業施設 “”カメイドクロック””が開業し、亀戸の新たなランドマークとなっており、大変な賑わいを見せています。一方で、亀戸天神社や商店街など、昔ながらの下町の雰囲気が残っており、伝統と現代が融合するエリアとなっています。
■亀戸エリアの特徴

この亀戸エリアは「下町の雰囲気」「歴史ある名所」「美味しいグルメ」の3つが揃った魅力的なエリアです。亀戸天神社や香取神社などの歴史的スポット、名物の餃子やくず餅を楽しみながら、下町散策をするのにぴったりの街です。下記に特徴などを挙げていきます。
亀戸エリアの主な特徴
1:下町の雰囲気と活気ある街
・昔ながらの商店街やローカルな飲食店が多く、親しみやすい雰囲気が魅力。
・下町ならではの温かい人情を感じられるエリア。
2:アクセス利便性の良さ
・JR総武線「亀戸駅」から秋葉原・新宿・千葉方面へ1本でアクセス可能。
・東武亀戸線で曳舟方面にも行ける。
・都バスや自転車移動も便利で、錦糸町や押上(スカイツリー)もすぐ近く。
3:生活のしやすさ
・「アトレ亀戸」や「カメイドクロック」など大型の商業施設が充実。
・物価や家賃が比較的手頃で、ファミリーや単身者にも住みやすい。
・近くに公園や川沿いの散策コースもあり、自然も感じられる。
上記のような特徴が亀戸エリアには有ます。また亀戸エリアは下記のような有名な場所やものもあります。
亀戸エリアの有名なもの
1:亀戸天神社(学問の神様)
・菅原道真公を祀る神社で、受験生に大変人気です。
・春の「藤まつり」、秋の「菊まつり」が有名であります。
・太宰府天満宮に似た太鼓橋があります。
2:亀戸餃子(ご当地グルメ)
・亀戸のソウルフードとも言われる超有名な餃子専門店です。
・小ぶりで皮がパリッとしたシンプルな餃子が人気です。
3:船橋屋のくず餅(江戸時代から続く和菓子)
・1805年創業の老舗で、日本最古のくず餅屋とも言われています。
・乳酸発酵させた独特のもっちり食感のくず餅が名物です。
4:亀戸香取神社(勝負運の神様)
・スポーツや武道、勝負事のご利益がある神社です。
・オリンピック選手やアスリートも訪れることが多いとか。
5:亀戸天神の藤の花(絶景スポット)
・江戸時代から続く名所で、「藤まつり」では境内が藤の花で紫色に染まり圧巻の光景です。
・歌川広重の浮世絵にも描かれた歴史ある風景です。
6:亀戸梅屋敷(江戸時代の梅の名所)
・葛飾北斎や歌川広重が描いた江戸時代の梅の名所として大変有名です。
・現在は復元され、観光スポットとして楽しめます。
7:亀戸大根(江戸時代からの特産品)
・江戸時代から栽培されていた細長い大根です。
・今でも一部の農家で生産され、料理店で扱われています。
■亀戸エリアの住宅事情とメリット

亀戸エリアは「交通アクセス・住みやすさ・物価の安さ・下町の魅力」が揃ったエリアで、一人暮らしにもファミリーにもおすすめの街です。ここでは住宅事情やメリットなどを記載していきます。
亀戸の住宅事情
1:家賃相場(比較的手頃な価格)
・都心に近い割に家賃が比較的安いため、一人暮らしからファミリー層まで幅広く住みやすい印象です。
・例えば、JR総武線沿線の錦糸町や秋葉原よりも安く、東京23区内ではコストパフォーマンスが良いエリアです。
・ワンルーム・1Kの平均家賃:7~9万円程度(新宿・渋谷エリアと比べると安い)。
・2LDK・3LDKのファミリー向け物件も充実しており、子育て世帯にも適しています。
2:住宅タイプ(マンション・戸建て・団地)
・駅周辺には再開発の影響で新築・築浅のマンションが増加中。
・亀戸七丁目などは住宅街が広がり、戸建てやアパートも多い印象です。
・団地(UR賃貸など)もあり、手頃な価格で住める選択肢もあります。
3:再開発と住宅環境の変化
・近年、大型商業施設””カメイドクロック””の開業により周辺エリアの人気が上昇しています。
・旧来の工場地帯が減り、新築マンションや商業施設が増えています。
・亀戸駅周辺は利便性が高まりつつも、昔ながらの下町の雰囲気が残るエリアが共存しています。
亀戸に住むメリット
1:交通アクセスが良い(都心への通勤・通学に便利)
・JR総武線「亀戸駅」から秋葉原まで約10分、新宿まで約20分とアクセス抜群。
・東武亀戸線「亀戸水神駅」もあり、曳舟方面への移動も可能。
・錦糸町駅(総武線・半蔵門線)まで1駅で、都心や千葉方面への移動も楽々。
・バス便も豊富で、スカイツリー・上野・東京駅方面へのアクセスも便利。
2:生活環境が整っている(買い物・飲食店が充実)
・カメイドクロックやアトレ亀戸など大型商業施設があり、買い物に便利。
・亀戸中央通り商店街やサンストリート跡地の再開発エリアも活気があります。
・昔ながらの個人商店やスーパーも多く、物価が比較的安いため比較的生活費を抑えやすいと思います。
3:グルメが豊富(外食派にもおすすめ)
・亀戸餃子、船橋屋のくず餅、もんじゃ焼き店など下町グルメが豊富です。
・ローカルな居酒屋やリーズナブルな飲食店が多く、食事の選択肢が広いです。
4:公園や自然も充実(子育て・散歩やリフレッシュに最適)
・亀戸中央公園、旧中川沿いの遊歩道など緑豊かなスポットが多くリラックスできる環境です。
・子育てしやすい環境で、休日には家族連れで賑わうエリアもあります。
5:再開発での将来性(資産価値の向上)
・商業施設や新築マンションの増加により、街の価値が上昇中。
・再開発が進み、今後さらに住みやすくなる可能性が高い。
■亀戸エリアの注意点

亀戸は住みやすく魅力的な街ですが、いくつか注意点もあります。
交通の注意点
1:JR総武線の混雑が激しい
・朝のラッシュ時(特に7~9時)は総武線が非常に混雑する傾向にあります。
・錦糸町~秋葉原間は特に混むので、満員電車に慣れていない人には厳しい。
・座って通勤・通学したい場合は早めに乗る必要があります。
2:東武亀戸線の本数が少ない印象
・東武亀戸線は5分~10分間隔で運行されており、他の主要路線に比べると本数が少ない印象です。
環境・街の雰囲気に関する注意点
1:町工場エリアの無機質な雰囲気
・亀戸には昔ながらの町工場が点在しており、エリアによっては無機質な雰囲気がある印象です。
・住宅エリアと工場エリアが混在しているため、場所によっては夜に人通りが少ないところもあります。
2:騒音が気になるエリアもある
・物件によっては総武線沿いは電車の走行音が気になるため、住む場所によっては騒音対策が必要。
・主要道路沿い(京葉道路や明治通り)は交通量が多く、物件によっては車の音が気になることも。
3:治安は悪くないが、繁華街の影響がある
・どの街でも一緒ですが、駅周辺には飲み屋やパチンコ店が多く、夜遅くまで賑わっています。
生活の利便性に関する注意点
1:物件によっては古い建物が多い
・昔ながらの下町なので、築年数の古いアパートやマンションも多い印象です。
・古い物件の場合は耐震性や設備の充実度をしっかり確認することが大切です。
2:物価は都心より安いが、激安エリアではない
・亀戸は下町のイメージがありますが、最近の再開発で新しい商業施設が増え、家賃や物価が上昇傾向にあります。
・大型スーパーはありますが、ディスカウント系の店舗は少なめです。
3:再開発で街の雰囲気が変わる可能性あり
・再開発で街の雰囲気が変わる可能性があります。
・これにより、家賃の上昇や、住人の変化、街の雰囲気の変化が予想されます。
上記の事柄が注意点として思わしき部分かと考えます。亀戸は住みやすいエリアですが、通勤ラッシュ・騒音・街の雰囲気などに注意して、場所を選べばとても快適に暮らせる街であります!
■亀戸の魅力を知ろう

亀戸エリアは 「下町の温かさ」「便利な暮らし」「歴史とグルメ」 の三拍子が揃ったエリアです。住むにも遊ぶにも魅力的な街として、多くの人に親しまれています。ぜひ一度、下町の温もりと便利さが共存する街、亀戸で新生活を初めてみてはいかがでしょうか?
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