
コラム

赤坂はどんな場所?歴史や特徴・メリット、注意点に住宅事情も紹介!
2018年12月04日
「赤坂」と聞くと大人の街やオフィス街といったイメージがあると思います。実際に住むにしても家賃相場は都内でも高い方になっていますから間違ったイメージではありません。ただ、イメージにはない特徴も今回はお伝えしたいと思います。
■目次
赤坂の概要や歴史
赤坂の特徴・メリット
赤坂の住宅事情
赤坂の注意点
赤坂の魅力を知ろう
■赤坂の概要や歴史

港区赤坂地区の東側にあり、千代田区との区界に位置しています。
都心部各所へのアクセスは良好で赤坂エリアには千代田線の赤坂駅と銀座線と丸ノ内線が通る赤坂見附駅があります。
エリア一帯の歴史を振り返っていくと江戸時代の頃、現在の元赤坂付近に商人の家でもある町屋や武家屋敷がつくられたのをきっかけにして住宅化が進んでいきます。
明治に入ると赤坂区になり、大名屋敷があった高台の地域は軍人や富裕層からなる東京でも有数の豪邸街に変化していきます。それ以外の地域は一般庶民の住宅や個人商店、高級料亭に旅館などが密集した場所になります。
その名残から昭和30年代から50年代にかけ銀座と並ぶ高級繁華街として栄えます。欧米諸国の企業が進出していたことや大使館の駐在員らも赤坂に常泊。さらに米軍住宅が多かった影響もあって外国人の往来も多くなります。
「赤坂」の名前の由来には諸説あり、現在の赤坂エリアに赤土の坂があったこと。茜草が茂り茜坂と呼ばれ、そこから赤坂になった説などがあります。
■赤坂の特徴・メリット

一方、飲食店が集中する赤坂見附ではかつて高級料理店が軒を連ねていましたが現在は韓国料理店、マッサージ店、パチンコ店などが増えてコリアンタウンの様相に変化してきています。
高級料理店が残るのは国会議事堂のある永田町と隣接するエリアです。
永田町の裏庭でもあり、実質的な政治の取り決めがつくられたとも言われている料亭型政治の舞台とも言われています。政財界のドンたちが集まるような高級クラブも赤坂には多くあり日本の中枢を担う繁華街と言ってもいいでしょう。
また赤坂と言えばTBSテレビです。インターネットの普及からテレビ業界も経営が難しくなりキー局はこぞって都心部に移転、立地をしています。そして、都心に立地しているメリットを生かし不動産業にも力を入れています。
赤坂サカスはその一例で、TBS放送タワーを中心とした様々な施設があつまるエリアの総称です。赤坂駅と直結しているアクセスの良さとグルメや買い物、イベントなど多くの楽しみがあるエリアとなっています。もはや赤坂はTBSを中心として動いている街とも言えます。
そのTBSが企画し放送している「オールスター感謝祭」では「赤坂5丁目ミニマラソン」がありますが心臓破りの坂と呼ばれる最後の登り坂は名物になっています。坂に関しては心臓破りの坂が特別ではなく、赤坂全体的として坂道が多いのも特徴的です。
面白い由来の坂もあり、TBSの裏側には「三分坂」がありますが、その昔、傾斜のキツさに運搬料(車賃)を三分値上げしたことに由来します。
■赤坂の住宅事情

ただこれは単身者かご夫婦向けでありファミリータイプとなると新築で同水準は難しく中古物件ならばと言ったところです。赤坂の賃貸物件でいうとワンルームが10万円前後ですのでやはり高額な部類に入ります。
赤坂は都心の真ん中に位置していますし価格が高いのは致し方ないのですが交通の便も良く夜遅くまで利用できる飲食店やオフィス街もあり、住むとなれば働きやすいエリアとなります。住宅が増えれば利便性も変わるでしょうから、暮らしの面でも期待していところです。
■赤坂の注意点

また、高級料亭などが多く夜中でも騒がしい時があります。新宿や渋谷のような若者で賑わう騒がしさとは異なる面が多いのですが、黒塗りのタクシーや高級車が夜中でもひっきりなしに行き交うなどの騒音もあります。騒音がきになる方は住みにくいかもしれません。
■赤坂の魅力を知ろう
